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精心道プラクティス

「幸運、それとも不運?
Lucky or Unlucky?



 静かな場所で少し時間をとり、これまでに起きた出来事や人との関係で非常に重要だと思われるもの4つを書きとめよう。2つは幸運で祝福を感じるもの、あとの2つは不運で呪われていると感じたものにする。
 4つの出来事を、幸運−不運−幸運−不運という順に並べる。

 まず1番目の出来事について考える。何であれ記憶が蘇ることをする。必ずという訳ではないが、多くの場合私は目を閉じるように勧める。記憶を思い出しながら身体で何を感じ、何を感じないかに気持ちを向けよう。自分の呼吸、姿勢、もしあればごくわずかな身体の揺れに気持ちを向ける。記憶の中の光景や音などを伴って、そのとき経験した身体の感覚がじゅうぶん呼びもどされるまで続ける。
 目を開けて、呼吸や姿勢、わずかな揺れなど何であれ自分の身体が経験したことで気がついたことを短く簡潔に書きとめる。書けたなら、深く呼吸し‘通常’の状態に戻るために身体を動かす。気分の切り換えができたら、順に残りの3つも同様に作業する(不運−幸運−不運)。1つのトピックが終わるごとに細やかな身体の経験を書きとめ、再度、身体を振り動かして‘通常’の状態に戻る。

 もしこのプロセスが功を奏したなら、幸運なり不運なり呼び戻す記憶の種類によって自分の身体的・肉体的な経験に相当の違いがあることにはっきりと気づくだろう。実際にその違いが明確に分かれば、過去の経験の感じ方を変化させるために、記憶に対する身体の反応を試しに変えてみるといい。理論的には、特定の体験について考えたり、思い出したり、細かく調べたりするときの自分の身体の使い方を意図して顕著に変えたなら、起こったことに対する感じ方と体験のとらえ方も顕著に変わるはず。これは力強い学習になるだろう。過去を振り返ったとき、初めはどれほどそれがひどく強烈に思えたとしても問題じゃない。時の流れとともに、初めに思っていたほど破壊的な出来事ではないと感じたことがないだろうか。実際、私にはそんな経験がある。

(日本語訳:下尾崎 勉)



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